国頭村楚洲と安田周辺 野犬に警戒

方言ニュース  
2016年9月5日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

国頭村楚洲と安田周辺で
野犬が数十匹群れをなして集落周辺を
徘徊(はいかい)しており、
飼い犬がかみ殺されたり、
住民や観光客が襲われそうになったり
する被害のほか、
ヤンバルクイナなどの希少生物が
かみ殺される事例が
報告されていることから、
両区長は役場に対策を求めています。

6月ごろから村に苦情が寄せられており、
集落で2歳の子どもと20代の母親が
数匹の野犬に襲われそうになったり、
屋外にいた飼い犬がかまれて後遺症が
残ったりする被害が相次いでいます。

被害に遭いかけた女性は
「怖くて外も歩けない。山奥だから野犬が
いることが知られていないことが
余計に怖い。対策を早く取ってほしい」と
顔をこわばらせました。

さらに、「ほえられた」「追い掛けられた」
などの苦情は絶えず、
村は捕獲を試みているものの、
野犬は足が速く捕まえるのは
容易ではないとみられ、
村の担当職員は「わなを仕掛けても、
現段階でかからない」と
対応に頭を悩ませています。

NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の
長嶺理事長は「野犬による被害は犬を
捨てに来る県民がつくっている。
非常に危険な状況で、至急対策をすべきだ」
と警鐘を鳴らしています。

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