対馬丸記念館で親子で学ぶ平和学習

方言ニュース  
2016年6月20日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

那覇市若狭の対馬丸記念館でおととい、
親子で学ぶ平和学習が行われ、
参加した親子は館内を見学しながら、
学んだことや感じたことを
話し合っていました。

平和学習では、対馬丸の生存者である
照屋恒(ひさし)さん(76)歳が講話を行い、
照屋さんは対馬丸が沈没した後、
海に浮かんでいたしょうゆだるに捕まって助かったものの、
友人は何人も亡くなったことを話し、
「時代は変わるが、戦争は二度としては
ならないということだけは変わらない」
と言葉に力を込めました。

そして、
「家族で楽しい思い出をつくれるのは平和な世の中だからだ。
平和の尊さを絶対に忘れないでほしい」
と強く語り掛けました。

参加した那覇市立真地小学校5年の
城間彩(あや)夏(か)さんは
「学校の平和集会で沖縄戦体験者の話を聞いた。
自分でもっと勉強したいと思って
ここに来た」と話しました。

平和学習を企画した若狭公民館の
宮城潤(じゅん)館長は「親子で学ぶことによって、
家庭の中で継続的に平和について話し合うことができる」
と学習の意義を語りました。
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