元海兵隊員 昔の写真で当時にタイムスリップ

2016年5月17日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

1958年に13カ月間、
うるま市昆布のキャンプコートニーに滞在し、
現在、アメリカロサンゼルスに住む
元海兵隊員のディック・ブルースさん(77)歳が
このほど、沖縄市山里のデイサービスライカムで
利用者と交流し、
県内滞在中に撮り続けた当時の生活風景や
子どもたちの写真を見詰めながら、
昔日を懐かしみました。

ブルースさんは、20歳の時に沖縄に派遣され、
滞在中におよそ500枚の写真を撮りました。
アメリカへ帰国した後の2012年5月に
53年ぶりに来県した際、
北中城村で写真展を開催し、
デイサービスライカムが施設内で展示を要望したのが縁で、
今回の来県が実現しました。

ブルースさんは滞在当時とは街の風景など
「何もかもが変わった」と話し、
「当時は、みんな知り合いで仲良くしていたが、
今はどうなのかな」と、人々との交流に思いをはせました。

また、ブルースさんは今回、昔の滞在時に、慈善の一環で
子どもたちへグローブやボールなど野球道具を配布した際、
1人だけ受け取れなかった子どもへ、
あらためてグローブを贈るのも目的で、
「贈呈の際の記念撮影で1人だけ笑えていない子がいた。
忘れられない。」と話しています。
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