廃鶏を使ったソウルフードでPR 国頭村

2016年5月3日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

国頭村が「ソウルフード」として売り出すハイケイ=廃鶏を
上手に焼くことのできる人材をハイケイマイスターに認定し、
村外にハイケイを広めて
国頭村への誘客を図る試みを行っています。

ハイケイは卵を産み終わった鶏のことで、
肉が固くなるためスープのだしに使われることが多い
ということですが、国頭村ではスープにせずに
肉をぶつ切りにして、炭火焼きで食べる習慣があり、
ハイケイマイスター協会の前田事務局長は
「肉は固くても骨から味が出る。
かめばかむほど肉汁と味が出てくるので、冷めてもおいしい」
と、誇らしげに語ります。

昔から地域で食べられてきたハイケイを
国頭村のソウルフードとして広めようと、
現在、村内の7人がマイスターに認定されており、
今後は20代など若手も積極的に認定し、
村全体でハイケイを売り出していく考えです。

ハイケイを初めて食べたという
うるま市の(34)歳の男性は
「少し固いけど、好きな味だった。
国頭村のソウルフードとは知らなかった」
と話しました。
マイスターは今年度、毎月
国頭村内のイベントでハイケイを振る舞う予定で、
やんばるで育まれた村民の食文化は、
国頭村の新たな観光資源になるかもしれません。
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