前“牛”未踏、伝説の名牛『初代ゆかり号』の功績を称える

方言ニュース5月5日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
前“牛”未踏の41連勝を記録し、6年間不敗を守り続けた
伝説の名牛「初代ゆかり号」の功績をたたえ、
うるま市石川の石川多目的ドームに、石碑が完成し、
このほど、牛主や闘牛組合連合会の関係者らが集まり、完成除幕式が開かれました。

初代ゆかり号は、鹿児島県徳之島で生まれ、
木材運搬の労役牛として働き、沖縄の家畜市場に出荷され、
1961年のデビュー戦を白星で飾ると、めきめきと頭角を現しました。

翌年に黒星を喫しましたが、その後6年間は41連勝という
驚異的な記録を叩き出し、いまだその記録は破られていません。

初代ゆかり号の人気は、
施設や子どもの名前に「ゆかり」と名付ける人が続出するほど、
社会現象を巻き起こしたということで、
初代ゆかり号の牛主だった故・喜友名良人さんの息子で、
自身も闘牛に取り組み、石碑を寄贈した喜友名政光さん(71)は
「天性の体力と闘牛センスがあった。名牛中の名牛で、牛主は皆『初代ゆかり号のような牛に出会いたい』と目標を掲げて頑張っている」と功績をたたえ、
「初代ゆかり号のデビュー戦は石川だった。闘牛の里うるま市にこうして石碑が置かれ、大変嬉しく思う」と喜びを語りました。

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