那覇市、資源ごみ持ち去りに対して県内初となる行政処分

「那覇市、資源ごみ持ち去りに対して県内初となる行政処分」
方言ニュース4月21日(木)放送分。
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
去年10月、資源ごみ持ち去り者に対し、県内初となる過料1万円の行政処分を行った那覇市は、ことし3月までに4件の過料処分を行いました。
昨年度の合わせて5件のうち4件は2人が2度の処分を受けたもので、実際の処分対象者は3人です。
市は指定業者以外の古紙やアルミ缶などの資源ごみ持ち去りを
「市廃棄物の減量化の推進および適正処理に関する条例」で禁止しており、違反者に口頭指導、勧告書交付、命令書交付を3段階で行い、それでも違反行為が確認されれば、罰金を科します。
市によりますと、過料処分を本格化させた去年9月から今年3月までの行政指導や行政処分は勧告が11件、命令が5件、過料5件で、過料処分に至ったのは車両を使い、古紙を持ち去ったものでした。
また、2度の過料処分を受けた違反者の1人は今月、さらに3度目の処分を受ける予定です。
さらに、昨年度の目撃情報を含む指導は513件で、対象者は292人、指導対象の主な資源ごみは、古紙などの紙類が198人、缶類が90人、古布が4人でした。
違反者の中にはレンタカーを使用したり、情報交換を行ったりするものもおり、組織化、悪質化が見られるということで、担当者は「罰金を上げるなどの対応を検討する必要がある」と話しています。

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