一人暮らしのお年より向けサロン 沖縄市で賑わう

方言ニュース  
2016年2月15日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

自宅にこもりがちな1人暮らしの
お年寄りを地域社会とつなげようと、
沖縄市照屋区で、毎週金曜日の正午から、
「ゆんたくサロン」が開かれ、
高齢者に健康食を提供しています。

お昼時は食事をしながら楽しく語らう
常連客でにぎわい、
「外出することで、身なりにも気を付ける
ようになり、気持ちが前向きになった」と、
サロンが高齢者の薬になっているようです。

元沖縄市議の棚原八重子さん(75)歳が
1人暮らしの高齢者が外出の機会が
少なくなると、心身への影響に良くないと考え、始めたもので、

かつての後援会事務所を居場所として開放し、
1食300円で、食事をよりおいしく感じられるよう
食器にもこだわりました。

常連客は照屋区の高齢者を中心に
70代から90代までのおよそ25人で、
遠くはうるま市勝連からの参加もあり、
食事が出来上がるまで、
健康や地域の話題などについて
語らいながら過ごします。

毎週ほぼ欠かさず参加する
仲真トミさん(86)歳は
「去年は腰も足も痛かったのに、
サロンに来るようになって徐々によくなった。
健康の情報ももらえて、
おいしい食事とみんなとのおしゃべりが
元気につながっている」
と目尻を下げていました。
再生