戦争で生き別れた妹を探して

2016年1月29日(金)放送分

今日の担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

サイパンでの戦争で生き別れた
当時1歳の妹を捜している女性がいます。
西原町で保育園の園長を務める金城敏子さん(81)歳で、

金城さんはこのほど、
南洋群島の戦争被害国家賠償訴訟の原告団が
那覇市で開いた交流の集いに参加し、
サイパンで戦争孤児となり、妹の悦子さんとはぐれた体験を語り、
情報提供を呼び掛けました。

この中で、金城さんは
「私に似た人に会えたらいいなと思って来た。
 同じサイパンで暮らした皆さんの活動には熱い思いを感じる」
と語りました。

さらに、沖縄で親類に引き取られ戦後は妹を捜すことができなかった経緯や、
20年ほど前から相次いで中学校教師に間違われた経験を報告し、
「妹が生きていることを祈っている」と話しました。

サイパンで両親を失って沖縄に引き揚げたうるま市の77歳の女性は
「金城さんに似た人は思い当たらないが、
 アメリカ人に引き取られていった孤児もいる。何か分かれば連絡したい」
と話しました。

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