名護市辺野古区の学習塾 軌道に乗る

方言ニュース 
2015年12月14日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

塾を通して生徒の学ぶ意欲を育て、
文武両道を目指そうと、
名護市辺野古区が昨年度から
中学生を対象に始めた学習塾が
軌道に載り始めています。

家庭学習がおろそかだった子も週3回の塾通いで
学ぶ意欲と成績を高め、
自らの進路を見据えるようになり、
少しずつ変わっていく子どもたちに、
辺野古区の嘉陽区長も
「町づくりは人づくり。いずれ地元に戻って力になってほしい」
と期待しています。

今年度、塾には区内のみの中学生44人中、34人が入塾し、
希望の高校を目指して
部活後もペンを握っていますが、
沖縄高専への進学を目指す比嘉菜緒さんは
「みんなと塾で勉強するのが新鮮。
授業と違い、少人数で自分のためだけに勉強できる」と、
塾の効果を実感しています。

事業を開始した昨年度、嘉陽区長は、
学力テストの結果が芳しくない生徒らが見せる屈託のない態度に、
定着を心配しましたが、
生徒が「塾は楽しい」と言って見せた笑顔や、
17人中、16人が高校合格を果たした結果に手ごたえを感じました。

嘉陽区長は「文武両道の『武と』同様に
『文』ももり立て、町づくりのために
優秀な人材を育てていきたい」
と語っています。

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