高齢者の交通死亡事故増加傾向に県警が注意喚起

2015年11月25日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

65歳以上の高齢者の交通死亡事故が
今年、増加傾向にあることが県警のまとめで分かりました。

今月18日までの死亡事故者38人のうち高齢者は13人で、
構成率は34・2%となっており、
前の年の同じ時期より5人増えました。

亡くなった13人のうち10人は道路を横断中の歩行者で、
特に夜から朝方にかけて9人と集中して発生しています。

また、今月に入って
高齢運転者による交通死亡事故も立て続けに発生しており、
県内では高齢者の死亡事故は全国と比べて低い傾向にあるものの、
ことしは4年ぶりに高い水準を記録しています。

県警は
「高齢運転者による事故原因は安全運転への意識の欠如が挙げられる。
一時停止や左右、前後の確認など徹底してほしい」と呼び掛けています。

一方、過去5年間で最も高齢者の死亡事故が多かったのは
2010年の19人の構成率40・4%で、
ことしは構成率が4年ぶりに30%台を突破しました。

県警は
「これからの時期は日が暮れるのが早くなるので注意してほしい」と注意を促し、
「運転する時は常に時間にゆとりを持って、安全運転を心掛けてほしい」
と訴えました。
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