ビーグで新商品開発 担い手増加へ

2015年11月3日(火)放送分
担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

うるま市照間で栽培され、
畳の原料になるイグサ=ビーグを活用した
商品開発が進んでいます。
照間のビーグは県内生産量の9割を占め、
150年から200年の歴史を持つといわれていますが、
その一方で、担い手の高齢化が問題となっています。

また、栽培したビーグのうち、
畳に使うことができる十分な長さを持つのはおよそ5割で、
それ以外は破棄しているということで、
その端材を活用できないかと、商品開発が始まりました。
商品のうち、粉にして練り込んだ「ビーグ麺」が目玉で、
平和病院の職員や利用者が働く工場で作っており、
食物繊維が豊富に含まれることから
女性を中心に人気を集めています。

さらに、ビーグ商品を衣食住にも広げ、帽子やろうそく、
芳香を広げる器具のアロマディフューザーも開発しました。
市から活性化事業を受託する
ノイズ・バリューの久田裕子(くだ・ゆうこ)さんは
「照間ビーグをブランドにしたい。
地域の人たちが守り育ててきたビーグ作りを残し、
活用方法を増やすことで担い手を増やしたい」と話しています。
再生