那覇市歌 新しい歌詞を選定中

方言ニュース 
2015年10月26日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

「あけぼの清き 南(みんなみ)の」で
始まる那覇市歌について、
市が1929年の制定以来となる
新しい歌詞の選定作業を進めています。

合併前の旧那覇市だけに触れた歌詞を
現状に合わせて刷新しようというもので、
現在の3番の後に旧市村を歌う詞を
追加する方向性を打ち出し、
市歌では実現していない「4市村合併」を
目指しています。

市では、1954年、
旧首里市や旧小禄村との合併を
記念して市歌を一般公募しましたが、
募集中に旧真和志市との合併に見通しが付き、
募集を新市誕生後に再度行うことにしましたが、
再公募されませんでした。

それから半世紀後の2002年、
市制施行80周年を記念して
歌詞を公募したものの、
最優秀賞に該当する作品がなかったため、
新市歌の実現はまたしても見送られました。

現在の市歌は、「奥武山」や
「波の上」といった
旧那覇の地名や情景が盛り込まれており、
選定される新市歌は、曲はそのままに
歌詞を7番編成とする予定で、
市の担当者は
「旧那覇市以外の市民から『自分の住む地域を歌っていない』という
声が上がるなど、市歌は広く親しまれて
いるとは言えない。
新たな歌詞を加えることで、
全市民に知ってもらいたい」
と話しています。

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