宮古島市で「パーントゥプナハ」始まる

方言ニュース 
2015年10月12日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

国の無形民俗文化財に指定されている
宮古島市平良の伝統行事
「パーントゥプナハ」が
昨日、始まりました。

パーントゥは
泥だらけのつる草を身にまとい
仮面をつけた来訪神で、
人やものに泥を塗って回り
厄払いをおこないます。

午後5時過ぎ、
「ンマリガー(生まれ井戸)」から現れた
3体のパーントゥは
宗家にあたるムトゥを訪れて
古老に泥を塗ると、
その後は集落を駆け回って
駆けつけた市民や観光客、
車や家など、老若男女を問わず
泥を塗ったり投げたりしていました。

ことし100歳になった伊山平治(へいじ)さんも
泥を塗られ、
「パーントゥに泥を塗られ続けて
100歳になった。
何かいいことがありそうだ」と
笑みを浮かべました。

パーントゥプナハは今日まで
おこなわれるということです。

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