牧志公設市場立替候補地案で市場組合が経緯説明嘆願書提出

2015年9月16日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

那覇市が老朽化した第一牧志公設市場の建て替え候補地案を
近隣の「にぎわい広場」に決定した件で、
市場組合の粟国智光(ともみつ)組合長らはこのほど、
那覇市役所に経済観光部の名嘉元(なかもと)裕(ゆたか)部長を訪ね、
市場事業者への事前説明なしに
市議会9月定例会で公表した経緯などについて、
城間幹子(みきこ)市長と直接面談した上での説明を
求める嘆願書を手渡しました。

対応した名嘉元部長は
「あくまで外部検討委員会などに素案を
提示して議論していこうという段階だ。
決定プロセスに入ったというものではない」と回答し、
理解を求めました。

これに対し、粟国組合長は
「マチグヮーの人々は既定路線ではないかと不信感を持っている。
組合長に事前に伝達がなかったこともあり、
信頼関係が崩れている」と指摘し、
外部検討委員会への市場関係者の出席拒否や、
市から組合に贈られた観光功労賞の返上に言及して、
抗議の意思を示しました。
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