県、オキカの利用対象拡大を検討

2015年8月26日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

県がIC乗車券「OKICA=オキカ」を
離島フェリーやタクシーに導入することを検討していることが
このほど、分かりました。

離島住民がフェリー運賃割引のため
乗船時に毎回記入している申込書の手続きを
オキカ1枚でできるシステムの導入も検討しています。

オキカは現在、およそ8万9千枚が発行されていますが、
離島ではバスも含めて利用できる公共交通機関がなく、
実現すれば、離島住民や県民にとってオキカ1枚での
スムーズな移動が可能になり、
公共交通機関の利便性の向上が期待できます。

沖縄都市モノレールと本島のバス4社に限定されている
オキカの利用範囲を拡大するための協議会を来年1月にも設立し、
フェリーやタクシーでの導入方法を調査します。

また、オキカを導入した際の機器システムや
運用方法を検討する事業者を県が公募しており、
来月中に委託契約する予定です。

ただ、コンビニなどの商業施設での利用を求める声が根強くある中、
タクシーとフェリーだけの利用拡大だけでは、
普段、公共交通機関を利用しない人は購入しないことから、
県や公共交通機関、企業が一体となり、
県民や観光客に使い勝手のいいIC乗車券にする努力が求められます。
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