宮古島市、不法投棄ごみゼロ宣言撤回

2015年8月19日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

宮古島市城辺に多くの不法投棄ごみが
残されていた問題で、県宮古福祉保健所と、
撤去事業を所管した市環境衛生課は
このほど、現場を視察しました。

市の撤去後も多くのごみが残る現状に、
保健所生活環境班の担当者は
「決してゼロではなく、相当数が残っている」と断言し、
市の「不法投棄ごみゼロ戦現宣言に
あらためて疑問符が付きました。

このうち、城辺保良の元ロラン局隣の崖下は、
市議会での指摘を受け市が問題を把握して以降の7月も
残量がゼロと報告されていた所ですが、現場に下りると、
ビデオテープや敷物など多くのごみが残されており、
生活環境班は「一概に言えないが、まだ取れそうな部分もある。
撤去する方法を考えないといけない。
不法投棄ごみは適正に処理するより撤去に金がかかる。
不法投棄は犯罪であり、絶対にしないでほしい」
と呼び掛けました。

また、市環境衛生課は
「撤去を委託した業者から取れたという報告を受けていたが、
現場を見て、ごみが残っているのを確認した。
今後再撤去するかも含め検討したい」
と語りました。

一方、宮古島市の長濱副市長は
4月に出した「不法投棄ゼロ宣言」を撤回すると表明し、
「市民に対しお詫びする。県とも話し合い、可能な限り撤去する」と   
謝罪しました。
再生