サシグサの効能を語る講演会開催

2015年8月13日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

雑草のアワユキセンダングサ=サシグサをテーマにした
「沖縄の新しい食文化講演会」が
このほど、南城市内で開かれました。

身近に生えるサシグサには肥満や高血糖、
高血圧などに対する有用成分が含まれていることが知られており、
食品や薬用など幅広い活用に期待が寄せられていることから、
サシグサの成分を学び、食生活に生かしていこうと、
200人余の市民らが詰め掛けました。

この中で、宮古島市城辺の武蔵免疫研究所の片山亮介さんが、
「未利用資源活用の可能性」と題して講演し、
サシグサは熱帯アメリカ原産の帰化植物で、
中南米やアフリカ、アジアなど各地で
野菜や民間薬として利用されてきたことから、
「まさにスーパーフード」と指摘しました。

また、宮古島のサシグサと他の植物との抗酸化作用を比較したところ、
希釈倍率がモモタマナに次いで高く、
ゲットウやソテツ、バニバナボロキクなどに比べて
50倍近く高い結果になっていると報告しました。

さらに、片山さんは腫れや痛みに対しての効果や、
下痢、胃痛、リウマチによる関節炎、
黄疸型肝炎に全草を煎じて飲むなどの使用例を紹介しました。
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