県内、飲酒運転の意識依然として低く

2015年8月5日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

県警交通部はこのほど、
今年上半期の飲酒運転実態調査と
人身事故発生状況を発表しました。

飲酒運転の摘発時に任意で実施した
実態調査では、飲酒前の意思について
「飲んだ後運転するつもりだった」と
答えた人が全体の72・5%を占め、
「つい飲んでしまった」と答えた27・5%を
大きく上回りました。

2008年の前回調査では
「運転するつもり」が26・9%で、
「つい飲んでしまった」が73・1%だったことから、
逆転しました。

一方、飲酒運転した理由は
「警察に捕まらないと思った」が39・0%、
「その程度の飲酒なら大丈夫だと思った」が34・1%、
「仕事に車が必要だった」が15・9%でした。

飲酒場所から自宅までの距離では
1キロから5キロと比較的近距離だった人が63・2%で、
うち126人は1キロ以内でした。

4月から調査項目に入った
「飲酒運転根絶宣言書を提出したか」については
未提出が99・4%を占めました。

飲酒運転を見越して酒を飲んだ人が増えた背景について、
県警交通企画課は
「悲惨な事故や意識啓発などで飲酒運転の総数は減っているが、
飲酒運転が危険で悪質な違反という認識がない運転手が
依然として残っている」と分析しています。
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