南城市大里古堅区で若者たちが伝統行事を受け継ぐ

方言ニュース 

7月23日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

南城市大里古堅区で若者たちが伝統行事を受け継ぐ

琉球新報の記事から紹介します

村の伝統行事を先輩から受け継いで、昔の活力ある地域につないでいこうと、
南城市大里古堅区で若者たちが綱引き行事に向けて活動を始め、
区民らを勇気づけています。

古堅区は他の農村と同様に若者の都市への流出で40年間に100人余の人口が減少し、
危機感を抱いた区の三役が中心となって、
少ない若者に諸行事への参加を呼び掛けてきました。

それに応えるように去年から上原淳(すなお)さん(31歳)を会長に青年会を復活させ、
若い力を結集し、盛り上げようと会員を募っており、来月10日に開催される
『アミフリタボリ』と呼ばれ、雨乞いをする行事『アミシー』で披露する
演武の稽古に取り掛かっています。

昼の仕事を終えた上原さんら4人は公民館に集まり、
先輩の指導で棒術の稽古に汗を流していますが、
先輩は後継者を育成しようと自ら六尺棒を握って、
一人一人に気迫のこもったハイファ―棒の持ち方、構え方から体のこなしまで、
細かく指南していました。

上原区長は
『ハイファ―棒は他地域の棒術とは異なり、掛け声に合わせて行うもので、
棒術より棒踊りの感がある。若者たちが村の貴重な伝統芸能と文化に目覚め始め、
真剣に取り組む姿は心強い。』
と期待を寄せています。

再生