津波小の児童らがスイカ収穫体験

2015年7月15日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

大宜味村立津波小学校の児童ら20人が
校内の教材農園で栽培してきたスイカの
収穫がこのほど、行われました。

津波小学校は2003年に理科の一環で栽培を開始し、
種植えではうまくいかなかったため、
JAおきなわから購入した接ぎ木苗で栽培をしたところ
毎年収穫できるようになり、
PTAも協力し、畑を耕したり、
肥料を入れたりして手伝ってきました。

毎年、夏はスイカ、冬はジャガイモを栽培しており、
連作障害がないことが学校の自慢です。

収穫時には、児童らが防鳥ネットが張られた畑の中を
かがみながら走り回り、スイカを見つけると
「米袋みたいな重たさだ。赤ちゃんぐらいに重たい」と
額に汗を輝かせながら、合わせて120個のスイカを収穫しました。

収穫後は自分たちで栽培したスイカを試食し、
5年生の島津邑斗(ゆうと)君は
「ちょっと酸っぱいけど、まあまあうまい」
と、納得した表情で食べていました。

収穫したスイカの一部は給食センターに
提供するということです。

大宜味村ではことし、村内の4つの小学校が統合するため、
創立105年目の津波小も今年度で閉校するということで
宮城校長は「最後のスイカ体験も、
子どもたちのいい思い出になったと思う」
と語っていました。
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