沖縄とハワイ州の姉妹都市締結30年記念フォーラム開催

方言ニュース  
2015年7月13日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄県とハワイ州の姉妹都市締結30年を記念して、
ハワイ沖縄連合会と
琉球新報社の共催による
移動編集局フォーラム
「絆 染みてぃいちまでぃん ハワイ・
沖縄の未来」がこのほど、
ハワイ沖縄センターで開かれ、
沖縄からの訪問団とハワイ県人会のおよそ230人が
アイデンティティーや文化、教育をテーマに
活発な議論を交わしました。

翁長知事も講演し、「ハワイではハワイ語を
州の公用語の一つに規定するなど、
ハワイ語の再活性化に成功したと聞いている。
その方策を学び沖縄に持ち帰って、
適用できるかを検討したい」と述べました。

さらに翁長知事は
「昨年の県系3世のイゲ知事の誕生は、
沖縄県民にとっても誇りになった。
10月に沖縄で開く30年記念式典に向けて、
祖父の育った沖縄の地を踏みしめて、
ルーツに思いをめぐらせていただきたい」
とイゲ知事に呼び掛けました。

この後、ざっくばらんな意見交換が行われ、 
沖縄側から「沖縄のしまくとぅばは、
今のままでは消滅する恐れがある」
と危機感を示す声が上がり、

ハワイ側からは「新聞でしまくとぅばの記事を
掲載してはどうか」
「必ずしも言葉を継ぐだけでなく、
ちむぐくるをを継承することが大切だ」
などの意見が出されました。

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