映画『17才の別れ』製作

2014年2月6日(木)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

映像制作会社に勤める
齋木貴郎(さいきたかお)さん(64)歳が
現在、沖縄戦に動員された元瑞泉学徒隊の
宮城巳知子(みやぎみちこ)さん(87)歳の
戦争体験を伝える映画を製作しています。
戦争体験者が高齢化する中、
「生の声」を映像で残そうと
取り組んでいるもので、
タイトルは「17才の別れ」です。

齋木さんはおよそ2年前、
新聞で宮城さんの沖縄戦体験証言を読み、
証言の壮絶さと同時に、
戦争体験者の高齢化に衝撃を受け、
「後世に生の声を残さなければいけない」
と映画製作を決意し、
おととしの8月から製作を開始しました。
映画は1時間50分で、証言とともに、
沖縄戦の録映画などで構成しており、
戦中に宮城さんが避難したガマなども
撮影しました。

また、首里高校生や豊見城高校生らも出演し、
戦争で犠牲になった
女子学徒隊の「命」も表現しました。
さらに、証言には英語の字幕も付けました。
今年の慰霊の日に糸満市の
県平和祈念資料館で初上映を予定している他、
予告編を動画サイト「ユーチューブ」でも
配信しており、齋木さんは
「戦争体験者の言葉と表情を通して、
 世界中の人に戦争の悲惨さを
 知ってほしい」
と語っています。
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