うるま市でドクターヘリの搬送訓練実施

方言ニュース  2015年5月27日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

救急患者の搬送を想定した訓練がこのほど、
うるま市勝連の津堅島で行われ、
市消防団の津堅分団人7人と、市消防本部、
中城海上保安部、県ドクターヘリなどが参加し、
中城海上保安部の巡視艇や県のドクターヘリで急患を
搬送する訓練をしました。

うるま市唯一の船で行く離島の津堅には
中部病院付属診療所がありますが、
本島への搬送が必要な急患が出た場合、
日中はヘリで、夜間は巡視艇で運びます。

訓練では診療所の医師がヘリを要請し、
読谷村の駐機場を離陸したヘリが要請から16分後に
津堅小中学校に到着しました。

そして、島の消防団員がヘリの
パイロットや市消防本部から助言を受け、
離着陸の誘導や搬送者からヘリへ
患者を収容する訓練を行いました。

また、県で10月から一部運用が
開始される県消防通信指令センターの
準備を進める県消防通信指令施設
運営協議会も交え、ドクターヘリの
運用などを情報交換しました。

消防団の幸良分団長は
「きょうだけで十分な訓練とはいえないので、
今後も消火器の使い方などを訓練したい」と述べ、
市消防本部の新垣隆警防課長は
「人口が高齢化し、消防団員も島にいない時もあるので、
若い人の協力も募っていきたい」と話しました。
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