大宜味のシークヮーサー、中東へ

方言ニュース  2015年4月22日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

大宜味村の特産品であるシークヮーサーを
イスラム法で認められた栽培・加工によって
中東などに出荷するため、
バングラデシュ国認定のハラール認証機関
「アル ハラル アソシエイツ」東京支社と村が
このほど、ハラールビジネスに関する覚書を交わしました。

今後、他の農産物も認証を受け、
ハラール食を提供する国内ホテルへの提供も検討します。

アソシエイツの吉田副社長によりますと、
熱い中東圏に住む多くの人々は、
甘い物好きと運動不足で糖尿病の傾向があるということで、
シークヮーサーには糖尿病を改善する成分が含まれることから、
飲料水として販売するということです。

自治体との提携は初めてですが、
吉田副社長は
「シークヮーサーを加工した商品は
作った量だけ売れると予想しているため、
村の活性化に貢献していきたい」と話しました。

また、アソシエイツは
国際的に厳しい基準をクリアする考えのため、
村内の農家には農作物の栽培時に豚ふん肥料を使用しない、
加工工程でアルコール消毒をしないなどの協力を得るということで、
両者は来月には業務提携を結び、本格的な事業展開に乗り出します。

宮城村長は
「農家の協力を得ながら、国内外のシークヮーサーを売り込みたい」
と意気込んでいます。
再生