金武くとぅばを広めよう!「しまくとぅば部会」設立

2015年3月31日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

金武くとぅばを広めようと、
金武町文化協会は
「しまくとぅば部会」を設立し、
活動に励んでいます。
講師の仲間正直さん(66)歳は
「金武の言葉はどこにもなく味くーたー。
 言葉を骨董品にしないためにも、
 まずは使おう」
と活用を促しました。

部会は2月に設立し会員は20人で、
月に2回勉強会を続けており、
仲間さん編集の教科書を使い、
単語や接頭語、接尾語などを
学んでいますが、歴史的な解説もあり、
言葉の成り立ちから学ぶことができます。

仲間さんによりますと、
金武は石川の川を境に
石川以南の地域から分断され、
さらに山々に囲まれた地形ゆえに、
ほかの地域にない独特な言葉になり、
広がりが限定的だったということです。
町内でも屋嘉や伊芸、並里でも
言葉やイントネーションが異なるということで、
仲間さんは
「使われている範囲が狭い言葉は
 消える速度が早い。
 この辺で止めないといけない」
と警鐘を鳴らします。

受講生はほとんどが地元の金武の町民で、
金武出身で在住の
比嘉いずみさん(46)歳は
「子どもに方言を聞かれても
 分からないことがあった。
 いい言葉だから、しっかり学んで
 残していきたい」
と話しています。

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