方言ニュース2014年1月29日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
琉球絣事業協同組合は、
今までにない琉球絣の新しい布地として
「新結(ミーユイ)」を開発しました。
南風原町内の工房で技術の担い手として
働く30代から50代の6人が
およそ1年かけて開発したもので、
既存の琉球絣よりも糸が細く、
柔らかい肌触りが特徴です。
布地は糸の細さで選別した3種類で、
染色には絹の琉球絣と同じく
ゲットウやフクギを使用しています。
また、従来の絹と違って綿を使用しており、
洋服やハンカチなど身の回りの品などに
活用できることから、
新たな需要を開拓し、伝統工芸品への
誘導商品として位置づけています。
開発者の1人の大城哲(さとる)さん(50歳)は
「ミーユイは洋装など新しい展開ができる。
2014年度は流通ベースに
乗せられるようにし、ミーユイを基盤に
琉球絣を広めていきたい」と語っていました。