ノーベル賞受賞の天野さんが浦添市で講演

2015年2月24日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

去年、ノーベル物理学賞を受賞した
天野浩さんの講演会がこのほど、
浦添市で開かれ、天野さんは
「勉強するのは人の役に立つためだ」
と述べ、学ぶことの意味について
語りました。

「若い頃の夢と青色LED
 ~小学生から学生時代まで」
と題して講演した天野さんは、
中学生のころ
「なぜ勉強しなければならないのか」
との疑問を抱き続け、
名古屋大学工学部に入学後、
授業の中で
「工学部の『工』には
 人(一)と人(一)を
 つなげるという意味がある」
という先生の言葉に、天野さんは
「人の役に立つために勉強するのだ」
と理解したということです。

また、会場との質疑では、
高校生からの
「研究への情熱を維持するためには
 どうすればよいのか」
との質問に、天野さんは
「成功したときのイメージを
 頭の中に持つことだ」
と話しました。
講演後、報道陣の取材に応じた天野さんは、
今回、ひめゆりの塔を訪れたことを話し、
県内の高校生に対して
「戦争体験を知り、新しい世界をつくるために
 何ができるのかを考えてほしい」
と激励しました。

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