沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩が英訳される

方言ニュース 

2月19日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩が英訳される

琉球新報の記事から紹介します

去年6月の沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩「空はつながっている」を
世界中の人に知ってもらおうと、イギリス・ケンブリッジの
嘉悦(かえつ)ケンブリッジ教育文化センターで日本文化を学ぶ子どもたちが
このほど、英訳しました。

詩は、石垣市真喜良(まきら)小学校3年の増田健琉(たける)君が書いたもので、
子どもたちに日本語を教えているセンターのロバーツ平浩子さん(49歳)が
子どもたちに英訳を呼びかけ、母親が日本人で父親がイギリス人の子や、
両親が日本人でイギリスで生まれ育った子、
幼いころに日本からイギリスに移り住んだ子どもら6人が英訳しました。

ロバーツ平さんは「沖縄にはここまで平和を考えている子どもがいるのかと驚いた。
どうしたら戦争がなくなるのかを必死で考えている様子に涙が出た。」ということで、
英訳された詩は、「とても美しい詩だ」と共感を呼び、フランス語、ドイツ語、
スペイン語、中国語、韓国語にも翻訳されました。

翻訳した16歳の女子生徒は「素直で真っすぐな気持ちが伝わってきた。
一人一人が同じように思えたら、きっと世界は変わるだろう」と話しています。

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