方言ニュース2015年1月23日放送分
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
那覇市識名の大石公園でこのほど、
昔から伝わる沖縄の伝統野菜の「クワンソウ」の株の植え付け作業が行われ、
およそ1千株が植えつけられました。
クワンソウの株は、
研究をしている琉球大学農学部などから
「観賞用として親しんでほしい」
と無償で提供されたもので、
およそ60人のボランティアが手際よく植えていき、
晩夏から秋にかけて咲くといわれるクワンソウの成長に期待を込めていました。
公園を管理する大石公園ヒージャー愛好会の大城会長は
「花いっぱいの公園づくりを目指しているので、うれしい。
これまでユリやヒマワリ、ハイビスカスを植えてきた。
クワンソウも増やしていきたい」
と語りました。
また、琉大農学部の木村教授は、
「睡眠導入効果の成分があるクワンソウを研究しているが、
沖縄では昔から根元近くの茎を炒めて食べる習慣がある。
花の観賞用としても楽しめるし、
根っこが張るので土砂崩れ防止にも役立つ。
利活用して欲しい。」
と述べていました。