南風原中学校の生徒 南風原壕を来場者に案内

方言ニュース  2014年11月10日(月)
担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事からお伝えします。

南風原中学校の1年生18人がこのほど、
沖縄陸軍病院南風原壕軍20号を訪れた
来場者を案内し、
当時の状況について説明しました。

生徒らは、
町内の伝統文化や特色を学んでいる
体験学習で、
平和ガイド養成コースを選択しているもので、
この日は、全長70メートルの壕を
20分程度案内し、

沖縄戦で
南風原住民の4割が命を失ったこと、
多くの負傷者が壕内に運ばれた
悲惨な状況などを伝えました。

生徒らは、南風原文化センターの
学芸員の案内で、
町内の史跡めぐりなどを通して
知識を学んだということで、

生徒の案内で壕内を見学した
玉那覇直美さん(47歳)は、
「子どもたちが戦争や平和に関心を示し、
自分たちから学ぼうという姿勢が感じられた。
良い取り組みだと思うので、
続けていってほしい」と語り、

生徒の1人の上間かれんさんは
「戦争体験者が少なくなっており、
戦争遺跡を通して平和を
伝えていくことの大切さを感じた」
と話していました。

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