尚育王の御後絵がカラーで再現

方言ニュース2014年9月19日放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

琉球王朝時代に書かれた歴代国王の肖像画「御後絵」のうち、
第2尚氏18代尚育王の御後絵がカラーで再現され、
今日から首里城公園黄金御殿特別展示室で一般公開されています。

御後絵は琉球国王が亡くなった際に描かれた肖像画で、
沖縄戦ですべて焼失しました。

しかし、沖縄文化研究の第一人者、
鎌倉芳太郎さんが戦前に撮影した写真などの資料や
現存する琉球絵画などから調査を進め、
顔料を特定しました。

調査と彩色制作に5年、表装裂の再現に2年かかったということで、
沖縄美ら海財団首里城公園管理部事業化の
上江洲安亨(うえず・やすゆき)学芸員は
「これまで白黒でしか見られなかった琉球国王の肖像画が
 色彩豊かに再現された。多くの県民に見てほしい。」
と話しました。

今後、首里城公園では、年代が新しく資料の多い
尚灝王(しょうこうおう)の御後絵のカラー復元に取り組むということです。

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