方言ニュース 2014年9月8日(月)
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報の記事からお伝えします。
民謡唄者の金城実さんを招いた
トーク&ライブがこのほど、
沖縄市一番街にある
市音楽資料館「おんがく村」で開かれ、
金城さんは、
「生きていることに感謝している」と話し、
今歌えることの喜びをトークに交えて、
参加者に語り掛けました。
ライブは「おんがく村」の企画第一弾として
開かれたもので、
およそ1000人のファンが訪れました。
金城さんは冒頭で、自己紹介を兼ねた
「みのる節」を披露した後、
1981年完成のLPレコード「時代」を
話題の中心に据え、
収録曲の「白黒節(しるうくるうぶし)」といった
戦前の歌を演奏し、
パラオからフィリピン、
台湾と引き上げる中、
船が魚雷攻撃を受けたり、
空襲があったりと命からがらに終戦後に
沖縄に戻った人生を振り返りました。
また、兄弟3人をマラリアなどで亡くした
経験などにも触れ、
「本当だったら、3度は死んでいる。
ことしやっと80歳になったが、
こんなに長生きさせてもらって
本当に感謝している」と語りました。