ヤギ生産振興へ官民取り組み強化

方言ニュース  2014年8月13日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事からお伝えします。

近年、観光客を中心にヤギ料理の需要が
高まる中、ヤギの生産振興に向けた
取り組みが官民で進んでいます。

県によりますと、去年の県内でのヤギの
飼育戸数、飼育頭数とも本土復帰後で過去最低となり、
現在、県内消費のおよそ6割が海外産とされています。

一方、生産者によると、近年、
観光客や県民の需要が高まっており、
最近の競りのキロ単価も2、3年前より
500円ほど高いおよそ1500円で
推移しているということです。

こうした中、生産者の経営安定を目的にきのう、
県内12の生産部会で組織する
「JAおきなわ山羊生産振興協議会」が発足しました。

県も産肉能力の高いニュージーランドの品種の導入や
レシピ開発を進めるなど、ヤギの生産振興事業を進めており、
連携を強める構えです.

「ヤギを食べると高血圧になる」というイメージに対し、
味付けに利用される塩が原因だとする
琉球大学農学部の研究結果も出されましたが、
協議会の仲里会長は
「安定生産体制を整え、臭いの課題などを品質改良により
克服できれば、県内産の消費が拡大する」と話しています。

(了)
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