対馬丸生存者の証言映画を製作

2014年8月12日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

対馬丸生存者7人の証言をまとめた映画
「対馬丸へ 今を生きている私たちから-
 対馬丸生存者の証言」
の記者発表と試写会がこのほど、
対馬丸記念館で行われ、
齋藤勝(さいとうまさる)監督が
作品への思いを述べた他、
映画に出演した証言者らが思いを語りました。

作品は2部構成で、
1部は対馬丸乗船から救出まで、
2部は救出後の出来事などが描かれており、
2007年から生存者への取材、
撮影を行った齋藤監督は
「歴史を知らずに前に進めない。
 70年前を振り返るのは大事だ。
 若い人や本土の人に、
 対馬丸はこういうものだったと
 知ってほしい」
と製作の意義を語りました。

また、作品に出演している対馬丸記念館の
高良政勝(まさかつ)理事長は
「出演者の1人は既に亡くなり、
 数名は人の前で話せる状態ではなくなっている。
 語り部が少なくなる中、
 最後のチャンスを捉えて制作された作品で、
 後世に伝えるには意義あるものだ」
と作品の完成を喜びました。
作品は齋藤監督に自主製作のため、
制作費の支援も呼びかけているということです。
再生