方言ニュース2014年8月1日放送分
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
旧暦7月1日にあたる27日、
南城市玉城の奥武島でスク(アイゴの稚魚)の水揚げがあり、
早朝から漁に出た漁船が漁港に戻ると、
銀色の小さなスクがかごいっぱいになっていました。
スク漁は、奥武島では毎年旧暦6月1日と
7月1日前後の数日間しか漁がおこなわれないことから、
「海からのボーナス」とも呼ばれており、
今年も旧暦6月1日前後の数日間、漁がおこなわれましたが、
スクの水揚げはありませんでした。
この日午前9時半までに捕れたスクはおよそ44キログラムで、
漁師らは「去年はもっと多かった」と話しながらも、
ほっとした表情を浮かべ、
水揚げされたスクは島の女性たちが計量し、
新鮮な生スクとして市場で販売されました。
市場の鮮魚店で働く浦崎小百合さん(50)は
「全く捕れないよりはよかった。
ちゃんと『ボーナス』になるように、
あと300キログラムくらいは捕らないとね」
と笑っていました。