沖縄の輸入品目、50年の移り変わり

2022年6月27日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄地区税関は、本土復帰特集として
50年前と現在の輸入を比較した
データを発表しました。

1973年の輸入額は1052億円で
990億円の輸入超過、
去年の輸入額は1265億円で
815億円の輸入超過となりました。

また、古くから輸入が行われている品目として、
丸太、ポークランチョンミート、マヨネーズ風調味料、
マーガリンの50年間の推移を公開しました。

丸太は製材やベニヤ板に加工するために
輸入されましたが、
加工された製材の輸入に移行したこともあり、
2008年以降はほとんどなくなりました。

ポークランチョンミートは
アメリカ統治下時代に県民の食文化に定着し、
現在でも安定した需要があります。
戦後、冷蔵庫のない時代に保存のきく缶詰が
重宝されたこと、豚肉文化のある沖縄に
なじみやすい味であったことが定着した
理由だとしています。

沖縄に根付くアメリカの食文化として、
マヨネーズ風調味料も挙げられますが、
新型コロナの影響を受け、去年秋以降は
海外工場の稼働停止のため輸入ができず、
再開のめども立っていません。

マーガリンも県民に浸透しており、
バターと比べて価格が手頃なこと、
古くから親しまれており
味に定評があることなどを挙げています。

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