交通遺児を支えて50年

2022年3月31日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

去年、発足50年を迎えた
「県交通遺児育成会」が今年2月、
50周年記念誌「結の心に支えられ」を発刊しました。

交通事故で親を失った子どもの成長を
支援する活動のこれまでの歩みや
統計資料のほか、
支援を受けた交通遺児らの感謝の言葉が
つづられています。

森田明理事長は
「さまざまな支援支援のおかげで
続けることができ、大きな節目を迎えた」
と感謝しました。

会の前身である「沖縄交通遺児を励ます会」が
発足したのは1971年7月で、
発足当初は「交通遺児に愛の手を」と題し、
クリスマスプレゼントとして
1人20ドルを贈っていました。

79年、県の協力を受けて会は
発展解消して法人化し、
名称は「県交通遺児育成会」に変更されました。

80年から主な事業である奨学金、
育成金の給付が始まり、
激励金なども含めてこれまで7163人
4億947万円を贈りました。

企業などからの寄付金は去年、
累計で10億円を超え、
支援は交通遺児だけでなく、
親が事故で後遺症を負った場合も
対象にしています。

森田理事長は
「支援や交通安全の啓発を通じて
住みよいまちづくり貢献していきたい」
と決意を述べました。

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