県内大学生らが嘉陽区で作った米を収穫

方言ニュース  2014年7月16日(水)
担当は糸数昌和さんです。

琉球大学を中心とした県内学生のグループ
「ディスカバリー」はこのほど、
名護市嘉陽区で黄金色に輝く「ちゅらひかり」の
稲穂を刈り取りました。

遊休地およそ148平方メートルを無償で借り受け、
整地から一貫して米作りに取り組んだもので、
来年以降も米作りを継続していく構えです。

「ディスカバリー」は地域と自然の
つながりをテーマにしており、
去年3月、嘉陽区で地域の協力の下
「地域散策マップ」を作りました。

マップの作成作業のなかで、
嘉陽集落が米どころだったことや、
10年ほど前にしばらく途絶えていた米作りを
一部で復活させたことを知り、
住民らへの恩返しも兼ね、稲作に挑戦したもので、
隣接する田んぼで米作りをおこなう
宮城浩文(みやぎ ひろふみ)さん(52歳)ら
住民の指導を受けながら取り組みました。

収穫にはメンバーらの活動に賛同した学生や
高校生らも参加しましたが、
学生らは
「食や農業の大切さを実感した」と話し、
阿野翔大(あの しょうだい)代表は
「地域貢献が目的だったが、逆に地域の協力、
指導のおかげで収穫までたどりつけた。
感激している」と
感謝の気持ちを表していました。
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