「月桃」の歌碑を西原町に建立

2021年1月24日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

平和音楽家の海勢頭豊さんの
代表曲「月桃」を後世に伝えようと、
海勢頭さんが住む西原町坂田ハイツの有志が
このほど、歌碑建立に向けた実行員会を
立ち上げました。

委員長に前県議会議長の新里米吉さんが
就いたほか、崎原盛秀町長を含む
歴代町長が賛同代表者として名を連ねています。

歌碑建設に必要な費用は
寄付金などで賄う予定で、
今年の慰霊の日までの完成を目指します。

歌碑の建設場所は、西原運動公園交流広場、
西原の塔、町立図書館の3カ所が
候補に挙がっています。

事業費は700万円を予定しており、
寄付金のほか、ふるさと納税制度を活用した
クラウドファンディングや
チャリティーコンサートの開催などで
調達する考えです。

海勢頭さんは歌碑建立について
「『月桃』は反戦平和への祈りを込めた歌だ。
沖縄が日本に復帰して50年の節目に
歌碑を建てることで、
平和へのくさびとなる」
と語りました。

新里委員長は
「悲惨な沖縄戦の記憶が
年を追うごとに薄れてきている。
そんな今だからこそ歌碑を建立することで、
沖縄戦が継承される。
沖縄戦は決して風化させてはいけない」
と語りました。

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