琉球新報社が新聞労連特別賞を受賞

2022年1月20日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新聞労連はおととい、
第26回新聞労連ジャーナリズム大賞の
選考結果を発表し、琉球新報の
【航空自衛隊那覇基地から流出した
泡消火剤に有害物質が含まれていることを
突き止めた一連の報道】
を特別賞に選びました。

新聞労連ジャーナリズム大賞は
平和や民主主義の発展、言論や報道の自由に
貢献した記事などを表彰するものです。

一連の報道の発端となった
航空自衛隊那覇基地から泡消火剤が流出、
飛散する事故が起きたのは去年2月26日で、
琉球新報の記者が現場近くから採取した泡を
京都大学の原田浩二准教授が分析した結果、
有害性が指摘される有機フッ素化合物PFOSが検出され、
琉球新報は翌月3月10日付の紙面で
この事実を報じました。

当初、航空自衛隊は
「PFOSは含まれていない」
としていましたが、
報道を受け説明を一転し、
PFOS含有を認め謝罪しました。

選考委員は受賞理由について
「自衛隊のリリースの虚偽を明るみに出し、
防衛大臣の謝罪、全国の自衛隊基地の調査につながった。
権力側の発表や言い分をただ待ち、
うのみにするだけではなく、
当局発表を常に疑うことの重要性を
改めて感じさせられる」
と評価しました。

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