飲酒による交通事故、全国の倍

2021年12月30日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県内の人身事故のうち、
飲酒が絡む事故の構成率が、
先月末時点で全国ワーストの水準になっていることが
このほど、県警への取材で分かりました。
去年は全国ワースト9位だったものの、
今年は最下位の数値で推移しています。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う
緊急事態宣言が明けた10月以降は、
飲酒運転の摘発件数が急増しており、
県警は飲酒の機会が増える年末年始に向けて
注意喚起しています。

県警によりますと、
飲酒が絡む人身事故の構成率は、
先月末時点で1.76%で、
全国平均の0.79%の
およそ2.2倍となっています。

飲酒運転の敵発件数は今年4月から9月までは
月に80件以下だったものの、
緊急事態宣言が明けた10月は137件、
先月は144件と急増しています。
今月は22日時点で230件を超え、
先月を大幅に上回っています。

県は過去に27年連続で
ワーストだったことがあり、
今年は再び全国最下位になる可能性が
あるということで、
県警の金良建交通部監理官は
「飲酒後、翌朝に運転して
二日酔い運転で摘発される例もある。
家族や同僚など身の回りで
飲酒運転に注意を呼び掛けてほしい」
と話しました。

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