「沖縄のお母さん」と再会

2021年12月28日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

名護市の名護十字路近くの
ダイニングバー「彩」にこのほど、
スリランカ出身で
元沖縄工業高等専門学校留学生の
ラヒル・ワナマルさん(32)歳が妻の
ヘランカ・カウシャリャさんを伴って
訪れました。

ラヒルさんが『沖縄のお母さん』と慕う
「彩」の店主、新城文さん(74)歳は
「立派になって会いに来てくれた。感無量だ」
と目を細めました。

新城さんは子育てが一段落した
1990年代後半に「彩」を開業し、
常連客らに家庭料理などを振る舞う傍ら、
「何かの縁だよ」とラヒルさんら留学生たちを
店に招いて、常連客や地域住民らとの
交流の機会をつくったり、
沖縄料理をごちそうしたりしてきました。

ラヒルさんは沖縄高専卒業後、宇都宮大学、
大学院に進学し、横浜市の外資系企業に就職し、
同じスリランカ出身で東京大学大学院の
カウシャリャさんと結婚しました。

ラヒルさんは
「沖縄では新城さんが
車で買い物や観光に連れて行ってくれた。
困ったことはないかなどと
よく気に掛けてくれたので心強かった」
と懐かしそうに話しました。

新城さんは
「交流を通して海外の価値観や文化に触れ、
刺激を受けられる名護は小さな国際都市だ。
たくさんの市民が交流の機会を持つことができたら」
と笑顔を見せました。

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