高齢者の【不自由】体験

2021年11月12日(金)放送分

担当は林京子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

西原町社会福祉協議会はこのほど、
「ボランティア体験学習」を開催しました。

高齢者疑似体験では、
耳栓やゴーグル、加重ベスト、
膝と肘のサポーター、杖などの用具を装着し、
腰と肘や膝が曲がった状態になりました。

また、支払いでは、財布から小銭を全部出して
数えたり、1枚1枚小銭を出したりと
苦戦する人もいたほか、
自分の名前を入力するパソコン操作では、
「Fが無い」と、キーボードに顔を近づけても
探せずゴーグルを外す人もいました。

体験した中学3年の女子生徒は
「背中が痛くてまっすぐ立てなかった。
高い声や笑い声は聞こえるが
近くのちっちゃい声は聞こえなくて、
おばあちゃんてこうなのかなと思った」
と高齢者への思いを深めた様子でした。

また、高校3年の女子生徒は
「普段、福祉について考えたことはあるけど、
介助者が杖の反対側に立つとか、
ささいな気遣いが学べて良かった。
2世帯で住むおじいちゃんや
おばあちゃんにも役立てていきたい」
と述べました。

「私たちの住んでいる西原町について考えてみよう」
をテーマにしたワークショップでは、
公園や施設のトイレをきれいにするなど、
多くの意見が出されました。

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