観光業も軽石被害

2021年10月27日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

小笠原諸島の海底火山から噴き出したと
みられる大量の軽石が、
県内各地の港や海岸に流れ着いている問題で、
観光業にもマリンレジャーの
予約キャンセルなどの被害が生じています。

新型コロナウイルスの影響で
稼ぎ時の夏場の需要を失い、
今月に入ってようやく客足が動き出した
タイミングでの天災に、観光事業者は
「被害が収まることを願うしかない」
と不安を募らせています。

このうち、今帰仁村のウッパマビーチは、
通常は白い砂浜が続き、10月のこの時期でも
マリンレジャーの客が多く訪れますが、
今月17日ごろから軽石が漂着し、
砂浜は灰色で覆われています。

ビーチの前に立つリゾートホテルの
男性支配人は
「水上バイクを出せず、海に入ることもできない。
県内小中学校のマリンレジャー体験の予約が
11月にかけて入っていたが、
キャンセルが生じている」
と話しています。

当初はホテルのスタッフが
除去作業をしていましたが、
次々と押し寄せるため
対応が間に合わないということで、
「沖にも塊が押し寄せているのが見える。
現実的に、ホテルだけで全てを
除去するのは不可能だ。
行政の対応を求めたい」
と話しました。

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