コロナワクチン未接種の人は2回接種の10倍の感染率

2021年10月25日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県保健医療部はこのほど、
新型コロナウイルスワクチンを未接種の場合、
2回接種した人に比べて感染率が
10倍に上るとの暫定集計結果をまとめました。

宮古島市の疫学調査を
分析し明らかにしたもので、 
県として同様のワクチン効果をまとめるのは
初めてとなります。

県の担当者は、
感染力の強いデルタ株の流行下でも、
ワクチンが発病や無症状の人を含む患者の
発生予防に「高い効果があった」
との見方を示しました。

暫定集計結果によりますと、
12歳以上の未接種者で感染した割合は3.09%で、
12歳以上の1回接種者は0.91%、
12歳以上の2回接種者の感染率は0.3%となり、
接種回数が増えるほど感染率が下がりました。

また、年齢別では、20歳から39歳で未接種者と
2回接種者の感染率の差は8.6倍でしたが、
65歳以上では3.9倍となり、
年齢が上がるにつれ2回接種者の感染率は
相対的に高い傾向がありました。

県は高齢者の感染率が相対的に高かったのは、
先行して接種が行われたことに伴い効果が
減弱した可能性があるなどと説明しています。

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