タイワンハブの生息が拡大

2021年9月30日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県はおととい、
外来種のタイワンハブが沖縄本島内では
名護市、今帰仁村、本部町、恩納村、
読谷村、宜野座村、金武町の7市町村で確認され、
生息域が拡大傾向にあると説明しました。

開催中の県議会9月定例会で、
大城玲子保健医療部長が
平良昭一氏の質問に答えたものです。

質問した平良氏によると、
本島北部で昨年度に捕獲されたハブのうち
タイワンハブの割合は
今帰仁村で433匹中432匹、
本部町で1403匹中1398匹、
名護市で1278匹中1266匹となり、
いずれも99%を占めました。

タイワンハブなど外来ヘビが森に入ると
駆除はマングース以上に困難だとして、
沖縄・奄美の世界自然遺産について
学識者が議論する科学委員会でも今月、
外来ヘビへの対策を求める意見が出ており、
平良氏は
「世界自然遺産地域の貴重な生物に
悪影響を与える可能性がある」
として県の対策強化を求めました。

タイワンハブは1995年ごろに
名護市為又や恩納村山田付近で
定着しているのが見つかり、
分布域を広げて行われた
2018年度から19年度の調査では
本部町、今帰仁村、読谷村でも確認されました。

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