拝所「親川」戦前の形に

2021年9月28日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

与那原町与那原新島区の拝所
「親川」の改築工事と、親川広場周辺の
整備などに伴う安全祈願祭がこのほど行われ、
照屋町長や建設工事関係者らが
工事の安全を祈りました。

広場は来年3月に完成予定で、
公民館としての機能を持つ
管理棟施設が建設され、
親川も戦前の形に復元されます。

親川は浜の御殿に舞い降りた天女が、
親川から湧き出る水を子の産湯に
使ったとの言い伝えがあり、
琉球国が国家の繁栄と五穀豊穣を祈願して
拝所を巡った「東御廻り」の一つとなっています。

整備後の面積は1650平方メートル、
総工費はおよそ1億7594万円で、
沖縄振興一括交付金を活用します。

親川広場では例年与那原大綱曳まつりに
向けて綱作りなどが行われ、
以前は町立綱曳資料館もあったということで、
照屋町長は
「コロナ禍によって2年連続で
大綱曳まつりが中止になった。
来年は装いを新たにした親川の前で綱を作り、
町民の心のよりどころのような場所になる」
と期待しました。

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