沖縄の社長の平均年齢は全国で8番目の若さ

2021年9月1日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

東京商工リサーチ沖縄支店はこのほど、
去年の県内企業の社長の平均年齢は
62・15歳だったと発表しました。

上昇は3年連続で、
前の年に比べて0・47歳上昇しました。
国内全体で社長の平均年齢は
0・33歳上昇して62・49歳で、
沖縄は都道府県別で8番目の若さでしたが、
全国平均との差は縮まりました。

調査対象の県内企業で60代以上の社長が
占める割合は61・3%で、
前の年より1・01ポイント上昇し、
30代以上の社長の割合は
0・38ポイント低下した2・53%と、
9年連続で低下しました。

社長の年齢を企業の売上高別に見ると、
売上高「1億円未満」の企業が
62・62歳と最も高く、
前の年に続き、売り上げの低い企業で
社長の高齢化が進んでいる傾向があります。

直近2期を比較した増収企業の割合でも、
30代以下で62・ 16%ですが、
70代以上が47・07%となるなど、
社長の年齢が高くなるほど増収率が
低下する傾向があります。

沖縄支店の担当者は、高齢化の傾向について
「事業継承がうまくいっていない部分がある。
特に現状は新型コロナウイルスによって
景況が良くなく、後継者候補も後を継ぐのに
ちゅうちょしている可能性がある」
と話しました。

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