動物の交通事故防止に昼間もライトを点けて

2021年8月25日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

世界自然遺産に登録され観光客の増加が
予想される沖縄本島北部で、
ヤンバルクイナなど野生動物の交通事故を
減らそうと、
「NPO法人どうぶつたちの病院沖縄」はこのほど、
昼間のライト点灯を呼び掛けるステッカーや
ちらしを県レンタカー協会に寄贈しました。

去年は、ライト点灯を呼び掛けるちらしや
マグネットを国頭村内で
全戸に配布しましたが、
今年は観光客にも伝えようと、
県レンタカー協会に協力を依頼し
車内用ステッカー3000枚、
チラシ2500枚などを贈ったものです。

ライト点灯で動物たちに、
車の存在に気付いてもらうことが目的で、
スピードを落とすなど運転側の意識だけでは
減らしきれない事故を防ぐ方法を模索し、
考案しました。

おととし、NPOは日中のライト点灯の効果を
調べる走行実験を路上で行った結果、
消灯や通常のライト点灯、ハイビーム点灯の順に、
目視できるヤンバルクイナの数が
減る傾向が出たということで、
長嶺隆理事長は
「ライトに気付いてやぶに戻るなど、
道路に出てこなくなった可能性がある」
と話しました。

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