伊江島の高校生5人が三線教師免許に合格

2021年8月24日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

伊江村阿良区の宮里徳宏さんが営む
三線教室に通う高校生5人が、
先月に行われた琉球民謡伝統協会の
第27回民謡コンクールで
教師免許に合格しました。
ほかにも最高賞1人、優秀賞3人、
新人賞を2人が受賞しており、
地域で話題となっています。

5人は伊江中学校を卒業後、
それぞれの高校に進学し、
帰省した際には三線教室に足を運び、
宮里さんから指導を受けました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による
非常事態宣言を受け、島に帰省できず、
宣言期間中は三線教室も中止となりました。

小禄高校2年の照屋月美さんは
「コロナ禍で先生から習うことができず
不安だったが、寮で1日2時間練習に励み、
1発で合格することができた。
今後は早弾きなどを習い、
将来はエイサーの地謡をしてみたい」
と抱負を語りました。

師匠の宮里さんは
「一度に5人が教師免許に合格したのは初めて。
コロナ過で思うような稽古ができず、
心配していたが、
5人は島を離れても常に練習に励み、
その成果が出せたと思う。
後輩たちにも大きな目標になる」
と頑張りに目を細めました。

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